こんにちは、こんばんは、わぞす家のしゅんです。
みなさんは眼鏡やコンタクトレンズを使っていますか?
僕は子供のころから視力が低く、小学校4年生のころから眼鏡を、高校1年生からコンタクトレンズを使っています。
裸眼で0.1が見えた時代は記憶にないほどです。
近年、レーシックやICL(眼内コンタクトレンズ)という視力矯正手術が広く普及するようになりました。
今回は僕がICL手術を受けることを決意した経緯と今までに調べてきた内容をまとめてみたいと思います。
大前提として、視力矯正手術を受けるかどうかはみなさんの自己責任になります。
あくまで本記事は僕のイチ意見です。
まずは結論:視力矯正手術は受けるべき?
僕は視力矯正手術は受けるべきだと思います。
理由は下記2点からです。
- 眼鏡、コンタクトレンズ不要で災害時等も安心
- 長期的なコストを考えると実はお得
ただし、注意点はいくつかあります。
- 手術によるリスクはある
- 30歳ぐらいまでは近視が進行する可能性がある
そもそも視力矯正手術って何をするの?
レーシックとか聞いたことはあるけど何をするのかわからない人もいると思います。
レーシック、ICLがそれぞれどのような手術なのか解説します。
レーシック
視力が低いというのは、角膜を通って入ってきた光が正しく網膜で焦点を合わせることができない状態です。
レーシックでは角膜の表面に「フラップ」と呼ばれる蓋を作り、そこを開いてレーザーで角膜を削ります。
正しく網膜で焦点が合うように形を変えるんですね。
僕が手術を受ける品川近視クリニックさんではなく、表参道にある南青山アイクリニック東京さんのホームページにわかりやすい画像があったので引用させていただきます。
引用元:南青山アイクリニック東京(ホームページ)
レーシックの特徴
- 比較的料金が安い(18万円~35万円)
- 角膜を削るため、元に戻すことができない
- 近視度数が強い場合など、適合しない場合がある
ICL
ICLはレンズを目の中に埋め込みます。
コンタクトレンズは目の表面に装着しますが、それを眼球の中に入れてしまうイメージですね。
こちらも南青山アイクリニック東京さんのホームページにわかりやすい画像があったので引用させていただきます。
引用元:南青山アイクリニック東京(ホームページ)
ICLの特徴
- 比較的料金が高い(45万円~66万円)
- レンズを取り出すことができるため、完全ではないが元に戻すことができる
- 近視度数が強い場合でも適応できる可能性が高い
どっちがいいの?
じゃあどっちがいいのかって話ですが、結論はどっちでも好きな方でって話かと思います。雑な言い方ではありますが。笑
あくまで僕はって話ですが、そもそも近視度数が強すぎて(-10D)レーシックは適応外でした。
レーシックが適応していたとしても、レンズを取り出すことができる点などからICLを選択していたかとは思います。
あくまで僕はっていう話なので、実際に受ける場合は病院で相談するなどしてから決めていただければと。
視力矯正手術を受けるメリット・デメリット
さて、視力矯正手術がどのようなものかを確認しましたが、これらの手術にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
視力矯正手術のメリット
- 裸眼でもよく見える
- 眼鏡・コンタクトレンズがいらない
- 医療費控除の対象になる
視力矯正手術のデメリット
- 手術後の感染症リスク
- ハロー・グレアが起きる
- 手術費用が高い
- (レーシックの場合)視力の再低下の可能性
- (レーシックの場合)元に戻せない
それぞれの項目について詳しく解説します。
視力矯正手術のメリット
裸眼でもよく見える
何を当たり前のことを言っているんだと。
視力をよくするために高いお金を払って手術を受けるんだから当たり前だろうと。
その通りです。
が、これが本当に大事なんです。
実際に視力の低い人ならわかると思いますが、夜寝ているときに地震などがあったとき一番初めに何をしますか?
机の下に入る? 違います。
棚が倒れないように抑える? 違います。
眼鏡を探すんです。これが命と同じぐらい大事だからです。
視力矯正手術を受けることで眼鏡を探すことをせずに最初から自分の命を守ることができます。
これは本当に大事です。
眼鏡・コンタクトレンズがいらない
だから何を当たり前のことを言っているんだと。
その通りなんですが、眼鏡であろうとコンタクトレンズであろうと維持費がかかります。
僕は眼鏡、コンタクトレンズを使うことによる長期的なコストを考慮して手術を受けることを決断しました。
眼鏡の場合
眼鏡の寿命は約2~3年といわれています。
私は今年30歳で、日本人男性の平均寿命である85歳まで2年ごとに眼鏡を買い替えるとすると、約90万円のコストがかかります。
28,000円(眼鏡1本) × 32本(残り65年÷2) = 896,000円
コンタクトレンズの場合
コンタクトレンズを使用する場合でも、眼鏡は併用することがほとんどだと思います。
なのでコンタクトレンズを使う人は上記の金額に加えてコンタクトレンズの費用がかかることになります。
とはいっても70歳、80歳になってもコンタクトレンズを使うことはないかと思います。
私は今年30歳で、50歳までの20年間、1日使い捨てのコンタクトレンズを毎日使うとすると、約144万円のコストがかかります。
6,000円(1日使い捨てコンタクトレンズ30日分) × 240か月(20年 × 12か月) = 1,440,000円
眼鏡の費用を合わせると約240万円のコストがかかるんですね。
改めて考えると恐ろしい金額ですよね。
それでは、視力矯正手術の費用と比べてみます。
今回は僕が手術を受ける品川近視クリニックの手術費用をみてみます。
レーシックの場合
レーシックの料金体系はこちらです。
スタンダードレーシック | ¥75,000 |
---|---|
品川イントラレーシックアドバンス | ¥158,000 |
スタンダードZレーシック | ¥220,000 |
クリスタルZレーシック | ¥250,000 |
アマリス750 Zレーシック | ¥320,000 |
Lext | ¥349,000 |
基本的に設備が最新になるほど料金が高くなると思ってもらえればOKです。
また設備が最新になるほど目へのダメージが小さいそうです。
ICLの場合
ICLの料金体系はこちらです。
近視度数 -5D未満 | ¥460,000 |
---|---|
近視度数 -5D以上 | ¥537,000 |
ICLの場合、近視度数での料金の変更のみです。
やっぱりレーシックに比べると金額の高さを感じます。
とはいっても近視度数 -5D以上の約54万円で見ても眼鏡、コンタクトレンズを使った場合の今後のコストを考えると長期的にみて明らかにお得であることがわかります。
医療費控除の対象になる
視力矯正手術の費用は医療費控除の対象になります。
※健康保険は適用されないため、10割負担です。
※医療保険の対象になる場合もあります。加入している人は確認してみてください。
※僕は医療保険の対象ではありませんでした。
医療費控除とは、1年間に一定額以上医療費を支払った場合に税金が還ってくる制度です。
医療費控除の対象
医療費控除の対象となるのは、下記の金額です。
((その年の1月1日~12月31日に支払った医療費) – (保険金など還付された金額)) – (①の金額)
①の金額とは。。。
- その年の総所得金額が200万円以上の場合:10万円
- その年の総所得金額が200万円未満の場合:総所得金額の5%
僕が実際に支払った金額である60万円を支払った場合、医療費控除の対象は50万円です。
結局いくら還ってくるの?
収入によって所得税率が異なるため、還ってくる金額も変わります。
僕の場合の医療費控除の対象50万円で、課税所得額ごとの還ってくる金額を計算してみました。
~330万円 | 5万円(10%) |
---|---|
330万円~695万円 | 10万円(20%) |
695万円~900万円 | 11.5万円(23%) |
900万円~1,800万円 | 16.5万円(33%) |
1,800万円~4,000万円 | 20万円(40%) |
4,000万円~ | 22.5万円(45%) |
年収の多い人の方が所得税率が高いため、還って金額が高いのですが、年収4,000万円を超える人だとこんなに還ってくるんですね。
これはあくまでも目安なので参考程度に見てください。
また、会社員の方は毎年年末調整を行っているかと思いますが、医療費控除は年末調整では申請できません。
必ず確定申告が必要になるので注意してください。
視力矯正手術のデメリット
これまでメリットを解説してきましたが、デメリットももちろんあります。
手術後の感染症リスク
レーシック、ICLともに角膜に傷をつけることになります。
適切な管理をしないとそこから細菌に感染して感染症になりリスクがあります。
ですが、僕の考えとしてはコンタクトレンズを毎日使用している人もそれ相応のリスクがあるので、そこに大きな違いはないと考えました。
眼鏡しか使わない人に関しては、それが一番安全だとは思いますが、運動等する際に邪魔になったりといった問題はあるのではないでしょうか?
また、感染症についてはよほど重大なものでなければ時間経過や治療により治るものだと思います。
ハロー・グレアが起きる
手術後に「ハロー・グレア」と呼ばれる現象が発生します。
これは、光の周りがぼんやりとした感じに見える現象です。
レーシック、ICLともにほぼ100%起こると言われています。
これについては時間経過などで治るものではなく、一生付き合っていく必要があるそうです。
ですが、運転するのにも問題ない程度ですし、時間とともに慣れていくとのことでした。
手術費用が高い
こればかりは仕方ないのですが、手術費用が高いです。
保険適用外なので10割負担ですしダメージが大きいと思います。
しかし、前述したとおり、眼鏡やコンタクトレンズを使い続けるよりも長期的なコストは低いですし、医療費控除によっていくらかは還ってきます。
もし悩んでいる理由が金額だけなら受けてもいいんじゃないかなと僕は思います。
(レーシックの場合)視力の再低下の可能性
ICLではほとんど起こらないと言いますが、レーシックの場合には視力が再低下することもあるそうです。
特に、近視度数が強い場合などは起こりやすいそうですが、一定以上の近視度数の場合レーシックの適用外になるためそこまでの心配はいらないのかな?
僕はICL一択だったのでそこまで詳しくはありません。。。
(レーシックの場合)元に戻せない
これが僕の中でのレーシックの最大の問題点でした。
トラブルがあった場合など、削ってしまった角膜を元には戻せないのが懸念点でした。
ICLの場合にも角膜に傷をつけてそこからレンズを入れるため、完全に元に戻せるわけではないのですが、レーシックよりは可逆性が高いです。
まとめと次回に向けて
今回は、ずっと悩み続けていた視力矯正手術を受ける決断をした背景と、これまで調べてきたレーシック・ICLのことをまとめました。
何度も言いますが、最終的に手術を受ける・受けないは自己判断です。
ご自身で色々と調べた上で決断してもらえたらと思います。
そしてその決断の一助になれたら幸いです。
次回(?)はICL手術の検査について書きます。
それでは、ありがとうございました!